こんにちは!Hideyukiです!
2019年10月5日~前日松本泊、2泊3日で涸沢カールを堪能してきました。人生2度目となる涸沢カール非常に楽しみです!
まずは涸沢カールの情報についてみてみましょう!今回目標としていた奥穂高岳の情報については中編で語りたいと思います。
名称 | 涸沢カール |
標高 | 約2300[m] |
スタート地点標高 | 上高地: 約1500[m] |
標高差 | 800[m](登り片道約6時間) |
涸沢カール からアクセスできる山 | 涸沢岳、奥穂高岳、北穂高岳 |
特徴 | 日本最大級のカール、紅葉の名所、三段紅葉、北アルプス |
涸沢カールというのは紅葉の名所として有名です。カールというのは氷河地形で、長野にはもう一つ、千畳敷カールという有名な場所があります。私は北海道出身なので、社会人になってから知りました。近くには穂高岳、槍ヶ岳などがあります。縦走の通過点として使う人もいるはずです。奥穂高岳から西穂高岳、北穂高岳から槍ヶ岳のように縦走できます。 完全に上級者向けのため、もう少し経験を積んでから行ってみたいルートの一つです。 今回は2018年に諦めた、奥穂高岳登頂と、涸沢カールの紅葉撮影のためにやってきました。
今回の山もハードです。ですが涸沢カール、奥穂高岳登頂のためにこの日まで筋肉の準備を重ねました!必ずや達成しようと思います。
準備編はこちらからどうぞ!
今回は松本駅付近に前日泊しました。翌朝、松本駅5:30発~上高地7:05着のバスで上高地に向かいます。参考に地図を載せていますが、マイカー規制のため、自家用車はさわんど駐車場までしかいけません。そこからは松本駅と同様にバス、もしくはタクシーで行くことができます。さわんど駐車場を使った方が、より朝早く上高地に着くことができ、涸沢カールでのコンパネ争奪戦に有利になります。
バス時刻表
松本駅~上高地
https://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/
さわんど駐車場~上高地
https://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/
松本市なう。
やってきました松本市です。特急を使いました。金が…。去年もそうですが、今回も漫画喫茶に泊まりました。
なんか、全然寝れない…。ワクワクしてるんですかね…。2時間ちょっと3時間くらいでしょうか、ギリギリ仮眠を取ります。
あ、ダメだ、これ以上寝たら寝過ごすって感じだったので、3時半に明日以降の食料を買い出しに行きます。
朝ごはんに松屋のカレギュウを頂きました。
さて、バス停に向かいます。バス停には1時間前に着きましたが、すでに人がちらちらいました。30分前には行列ができてました。5:30発の始発を使って上高地まで向かいます。これより早く出る新宿行きのバスに乗ってる人も数人見かけました。
上高地なう。~横尾山荘
7:00上高地に着きました。バスの中は爆睡です。あまりに寝ぼけていて、ザックの横ポケットに入れていた水筒をなくしたことに気づきませんでした…。1000円もするmont-bellの水筒をなくしました。カメラと登山で家計は火の車なんですよ!
覚悟してたんですけどものすごく寒いです。山歩きの時は化学繊維の黒の長袖インナーと化学繊維のユニクロTシャツで、今回は上にレインウェア着て挑みました。歩き始めてからは何とかなりましたが、ちょっと肌寒くて山用フリースが欲しくなっています。
登山届出します。この時の予定では帰りはパノラマルートを通る予定で書いています。のちの話ですが、涸沢のテント受付で危ないですよと言われてビビッてやめました笑
バス会社は稼ぎ時です。めちゃくちゃ止まってます。
用意をしてザックをパシャリ、今回も去年同様の15kgぐらいでした。去年は肩ごともげるかもと感じていましたが、ギリギリ耐える忍耐力が付きました。
まずは数分歩いて河童橋に向かいます。漫画「岳」とamazonプライムで映画「岳」を読み込んでいるので上高地、河童橋、涸沢なんかの聖地は特別な気持ちになれるんですよ。これが。
河童橋に着きました。朝日にてらされる焼岳がきれいのなんのって。焼岳もいつか登りたい山の一つなんですよ。
河童橋と穂高岳です。今年は全然ガスっていません。期待がむくむくと大きくなっていきます。一週間遅らせてほんとによかった。1週間前は上高地を諦め、友人Kと乗鞍岳に登りました。
さて、上高地名物、3時間にわたる平地歩きが始まります笑。何とかならんのかと思うこの平地歩きですが、考えようによっては優雅でいいんです。そう思うことにしました。
キャンプ場をすっ飛ばして上高地国有林の看板まで来ました。
朝日にあたった木から蒸気が出ていたので、なんとなく撮影しときました。
明神岳がみえるここの位置まで来ると上高地から約1時間のポイント明神まではあと少しです。
明神に着きました。外国人のも結構いました。ほんとネイチャーがすごいですからね。外国で、ネイチャーしたいと思うのはなかなか心からネイチャーが好きなんだと思います。
明神からの明神岳です。この奥に前穂高岳がありますが、ここからは見えません。明神では休憩を挟まず、通り過ぎました。1年間鍛えたので、ここではまだへばりませんよ!
明神を通り過ぎたところで、良キノコ発見です。状態が良くて、雰囲気いい感じです!明神~徳澤間はキノコがほんとに良い状態でした。何のキノコか調べてもわかりませんでした。
ヌメリスギタケモドキでしょうか?おそらく、食べれる奴です。
光に当たってたキノコ。これも何かわかりませんでした。
徳澤に着きました。徳澤園です。もっと引いて撮ればよかったと後悔しています笑。徳澤園はザックを背負って入るのは禁止なので、外にザックを下ろし、目当てのものを注文しに行きます。
これです!徳澤と言ったらコーヒーソフトです!去年も食べて、今年も食べないわけにはいかんな!となっていました。特別美味しいソフトクリームではないんですけど2時間歩けばやっぱいいんですよね。食べながら気づいてましたが、寒い、本当に寒い笑。こんな中食べてるの馬鹿なんじゃないか…。紅葉しかけてるんだから20℃ないんですよ笑
なんかお腹が減ってカレーを食べました笑。本日2食目もカレーです。あ、なんか3食目の予測もついた。と、この時点で思っています。
食べたらさっさと次に向かいます。約一時間で横尾に着きました。安全登山というのぼりに漫画「岳」の絵が使われていますね。去年も見て感動した覚えがあります。
横尾では水を汲み放題なので、ここで本格登山前の給水と準備を整えます。ここでトイレも済ませました。
横尾大橋と屏風の頭です。屏風の頭が正式な名前なのかわかってないです笑。
横尾山荘って結構でかいですよね。この横のベンチがお気に入りの休憩場所です。お昼になって日が差し、だいぶ暖かくなってきました。テレビ局の人が取材に来ていて、自分も取材されるんじゃないかとソワソワしてたのですが、されません笑。
横尾大橋を渡ります。こっから登山道になっていきます。
横尾大橋の下のキャンプ場です。去年、2泊3日で訪れたときの2泊目はここでした。風邪をひいて大変だった思い出があります。
横尾山荘~涸沢カール
橋を渡りきるとそこから先は登山エリアです。道具が無い人は入らないで下さいとの注意書きがあります。
去年はここら辺もだいぶ紅葉していましたが気持ちいほどの緑です。屏風岩と言われる場所ですね。ここを登る人がいるらしいです。変態だなぁ…。
北穂高岳の方面を望んでいますが、その手前の山が見えてるんだと思います。いい場所に人がいてくれてます。
渋滞発生です。これは涸沢カールも大変なことになってそうです。本谷橋まで渋滞続いてました笑。
本谷橋に着きました。ここからの急登に備えて休憩と腹ごしらえをします。急登といっても燕岳の登り始めと比べれば全然ですが。。
北アルプスで飲む南アルプスの天然水です。 横尾で水入れ替えてるんで、中身は北アルプスの水です。 南アルプスって色んなブログ読んでいて最近興味が出てきた今日この頃です。
っ、始まる…!去年はここで絶望してましたが、今回はどうでしょうか…。
やっぱり去年とは体力が全然違います。体重は去年の方が軽いはずなのですが、脚にガタは来ていません。
このガレ場には韓国語と中国語でも注意書きがあります。韓国人と中国人の登山客は幾ばくかいます。
Sガレに到着しました。ここで休憩をはさみます。
Sガレから涸沢カール側をみると…
なんですか!あれは!めちゃくちゃ紅葉してます。ちょっと泣きそうになりました…。すごい…きれい過ぎる…。
Sガレを通るカップルが「写真で見たままじゃん」「すごい」なんて言ってました。ほんとその通りですよ。めっちゃ当たり年な感じがします。2回目でこんなに紅葉がいい時に来れるなんて思いもしませんでした。
周りも紅葉してきました…!すごいです…!穂高の山々が険しくそびえたっているのが分かります。
何気なく撮ってたんですが、いい写真が取れてました。タケカンバの黄色なんでしょうか、山が8割ほど黄色になっています。
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐点を涸沢ヒュッテ側に通過します。振り返ってみると常念岳がみえました。ハイマツばかりなのか濃い緑を維持しています。詳しくは知りませんが、燕岳同様に花崗岩でできた山なんでしょうか。常念岳、蝶ヶ岳の縦走なんかもしてみたいなと考えています。
あとちょっとです…!
涸沢ヒュッテに…
涸沢カールで撮影を楽しむ
着きました!!!!!さて…それでは…行きますよ…。
涸沢のカール…どうでしょう…
完璧です!!!!!
こんな良い時に立ち会えるなんて…。鳥肌が立ってしまいました。絵画のような、まるでこの世にないような、そんな世界かと思ってしまいます。
強いて言うなら手前の、ナナカマドが赤色だったらもっとよかったのですが。 そんな時は赤くしましょう笑。
完璧です!!!!! 笑
テントの受付を済ませ、設営を行います。受付には20人ほど列を作っていました。当然ながらコンパネはすでにないです笑。テントを設営する場所もほとんどなく、何とか見つけた場所がこれ、
テントたてれるのかここ笑。
何とかたてれましたが、相当狭くなりました笑。
テントの中から額縁構図でも撮ってみます。今年は本当にあたりでした。ついでなので紹介すると私の登山靴はキャラバンのC1_02Sです。テントは激安中華メーカーのです。
小休止をしてから、三脚・超広角レンズを準備、撮影に向かいます。去年来たときは見つけれていないのですが、どうやら近くに水面があるようなので探しに行きます。今年はリフレクションを撮りたいんです。池か水たまりかと思っていたのですが、川のようでした。朝のモルゲンロートはもちろんですが、今日の夜も晴れてくれれば撮影したいなぁ…。
ロケハンを終えたので、そこら辺をぶらぶら散歩します。この異常なまでの夥しきテントの量。この時は気づいていませんでしたが、後から写真でみてびっくりしました笑。多分相当疲れてたせいもあると思います。紅葉がすごかったのでそっちばかり見てたのかもしれないです。
さて、登山をするとすぐにお腹が減るので、夕食の時間には早いですが、涸沢ヒュッテに行って腹ごしらえをします。
今日三度目のカレーです。1000円です。この景色を見ながらのご飯は最高です。。涸沢ヒュッテのカレーは味が濃くて良いんですよ。崩れた牛肉も美味しいんです。パンが100円と、安くなっていたので夜食用にと2つ購入し、テントで休憩します。
…はい、やってしまいました。昨日の夜は寝不足だったので、 すっかり夜中まで寝てしまいました笑。
夜食にコーヒーとブルーベリーパンを頂きました。寝てしまったせいでテントの電気がほぼ消えています。 テントに三脚を取りに行き何か撮れないかと考えましたが 、空は曇っていて、星も撮影できませんでした笑。残念…。まあ、また来年に期待しましょう。
霜降りてるし空も曇っていて明日の朝に期待です。…。この後もめっちゃ寒くて 全然寝れませんでした。
それでは!中編に続きます!
2019年涸沢カールの記事はこちらからどうぞ
準備編
中編
後編
奥穂高岳の地図
紙の地図は必ず用意しましょう。スマートフォンの地図アプリは便利ですが、電池切れ、故障などのトラブルのバックアップは必ず必要です。山ではフェールセーフの考え方をした方が良いです。購入には最新版を買うことを心掛けてください。