こんにちは!Hideyukiです!
2019年10月5日~7日まで前日松本泊、2泊3日で涸沢カールを堪能してきました。 3日目、後編になります。
下山準備
3日目の朝はあいにくの曇り空です。晴れていればモルゲンロートとリフレクション写真のリベンジしたかったのです。残念…!2度寝をして、ゆっくりとテントを畳みました。土曜日日曜日は、まるで山の中の東京のような人口密度でしたが、本日は月曜日、人もまばらです。詰め込み過ぎたザックがかっこ悪いです笑。ちなみに、ザックの横についている青の袋の中には三脚が入っています。山に持って行くには大き過ぎると思っている今日この頃です。
朝ごはんはカップヌードルしょうゆ味です。本当にガスバーナーは買ってよかったです。
この山行のために買った道具は準備編で書いていますのでそちらもどうぞ!
今回のテント設営許可証はNo. 577でした。1000張以上にもなることがあるみたいなので、これもNo. 1000とかあるんでしょうか。
午前中はテント受付所がやっていませんので、返却箱にテント設営許可証を返しました。
2日前よりもナナカマドが赤くなってきてます。ポスターっぽい写真でこんなのありますよね。ガスってるのがもったいないです!
涸沢ヒュッテを紹介
前編中編では涸沢ヒュッテについてあまり触れてないので、紹介しておきます。売店のサイズ感はこんな感じです。売店の奥が宿泊できる施設となっています。
こちらMENUです!ラーメン、カレーが1000円で食べられます。パンやポテチ、カップラーメンなんかも売っています。
自由に使える席がぱっと見100人分以上あります。涸沢小屋が見える側の胡坐をかける席がお気に入りです。
これ去年もあったかなぁ…?涸沢ヒュッテを中心にクレヨンで周辺の地理情報が書かれています。
初日に買ったりんごジャムパン、すごく気に入ったので2個買いました。地上の方が安いんでしょうけど、売っている場所もわかりませんので。。
そろそろ下山しようか、なんて思っているとおでんのメニューが目に入ります。…。そういえば、まだ食べていませんでした…。ということで、ラーメン食べてお腹いっぱいなのですが、無理やり食べました。
おでんセットが理想ですが、たまごとジャガイモを選択します。そろそろ下山しないと危ない時間ですが、ここはほんとに悩みました。時間とお腹との相談です。あ~大根も食べたかった!
そういえばテントで寝る前なんかはSkrillexの「All Is Fair In Love And Brostep」なんかを聴いていました。Dopeですね。全然、山にふさわしくありません笑。All Is Fair In Mountain…
SkrillexのRecessというアルバムの一曲です。涸沢は電波がほとんどないので、サブスクリプションでもダウンロードしてないと駄目ですね。
涸沢ヒュッテのオーナーによる登山ルートと周辺山名情報です。
人も少ないので、すっきりとした写真が取れました。週末は涸沢小屋に続く道に人が絶えることがありませんからね。記念写真を撮るために用意された看板を入れて撮りました。中部山岳国立公園、涸沢ヒュッテです。
上高地へ下山
9:40 下山します。危ないから控えるようにと、アドバイスを受けていたパノラマコースを横目に、横尾に戻る通常ルートで帰ります。パノラマルートで上高地に戻る場合は9:00までに入山しないといけないようです。
幾ばくか登ってくる人もいます。平日なので、少ないですね。
やはり2日前より紅葉が進んでいるように感じました。
林の縁の方が紅葉が進んでいるんでしょうか。縁に赤い木が多く見えます。
少し下るだけでナナカマドはまだまだ緑色だったりします。実は真っ赤でした。葉は朽ちても、実は残るんですよね。地元ではそんなナナカマドに雪が降り積もったりします。ここも
10:00 Sガレに到着です。下りはまだまだ全然余裕です。休憩せずに通り抜けました。下山者はここで休憩しないでしょうね。
涸沢側はというと、頂上は真っ白です。
遠くから見た立ち止まらずに歩いてくださいと標識のあるガレ場です。見事に上から岩が崩れてきましたというような見た目です。最近も崩れたりしてるんですかね。
調べたところどうやら2016年6月18日夕方(18:45頃)に発生したもののようです。大崩落発生からまだ3年しかたっていません。去年初めて涸沢カールに登ったので、昔からある道なのかと思っていました。このガレ場の前後の道は普通に木が生い茂っている道なので、全部流された、もしくは岩の下敷きにってことなんでしょうか。2日目にも北穂高岳の方から崩落の爆音がなっていましたが、常に危険性があることを忘れずにいたいものです。まあ、こんなの崩落起きたら逃げようがないですが…。
そのガレ場ですね。きれいに整備された階段道に大きな岩が不自然にあったりしましたが、転がってきたんでしょうか。来年行ったときにでもまだ残っているか確認してみようともいます。
梓川の支流の一つです。崩落地から少し降りた場所から見れます。
10:40 すんなり本谷橋まで来ました。まだまだ大丈夫です。登りでは2時間以上かかっていた道ですが、下りは1時間でした。
本谷橋にある標識です。横を間で2.8km、ここから勾配が緩くなります。
11:05 岩小屋跡です。昔は数人休めるくらいの岩小屋があったみたいですね。
白いキノコが生えていました。通りかかった人が「食べれるキノコだな!」と言っていました。ですが、純白できれいな見た目とは裏腹に、どうやら毒キノコ、スギヒラタケというキノコのようです。見た目じゃわかりませんね…。昔は食べていた地域もあったみたいです。現在では農林水産省から食べないようにと警告が出ています。
横尾到着、下山唯一の休憩
横尾大橋です。登山道もここで終了です。上高地までの平地が歩きがめんどくさくなってきました笑
11:25 横尾到着です。ここまで一度も休憩なしなので、ここでカロリー補給します。
下山での唯一の休憩です。涸沢で買ったリンゴジャムパンをおやつに食べます。上高地でお昼を食べたいので、一つだけにしておきました。やっぱりおいしいです。
12:08 新村橋まで来ました。当初の予定通りだったらパノラマルートを通ってここに戻ってくる予定でした。
記念写真撮ってる人がいました!天気がいい日に自撮りでもしたいと思いました!
キノコの道 徳澤~上高地
12:18 徳澤に着きました。時間がないのでスルーです。
徳澤~上高地まではキノコパラダイスでした。キノコ写真連続します。時間がもっとあればもっともっと見つけれそうでした。
朽ちた木にキノコが生えていました。雰囲気かっこよいです。
猿wwwめちゃくちゃ近くにいました。逃げもしねぇ…人なれしてやがる…。
初日に確認済みのヌメリスギタケモドキです。乾燥していました。誰かがもぎ取ったのか一つだけさかさまに置いてあります。
ナメコのような質感の単体キノコ。
群生をなしてる粉っぽい見た目のキノコ。
ぬめり気のありそうな小キノコ群です。
足元にもキノコです。
上高地到着
13:36 上高地に着きました!9:40から下山し始めましたので、休憩込み約4時間で下山できました。
もうベトベトのギトギト、汗でべちゃべちゃです。まずは風呂を目指します!
今回のお風呂は上高地アルペンホテルにしました。リサーチをしていなかったので昨年同様こちらを利用します。
2日もお風呂に入っていないのに入っていいのかとちょっと不安になるきれいさです。下山客用のザック置き場があるのでそちらに荷物を置くよう案内されます。普通に泊っている客にしたら下山者は汚過ぎて迷惑ですもんね笑。お風呂には入れて満足なんですが、日帰り客用の湯で一つ注意事項、体洗い場と湯舟の距離が短く、体を洗った泡を湯舟に飛ばしてしまう人が多いです。設計が悪いだけなのですが、一緒に入っていた人に注意しました笑。そのあと雑談していたので険悪なムードというわけではないです^^。
お風呂に入ってすっきりしたところで、お昼を頂きます。ジャンキーな料理が好きな私は長野と言えば山賊焼きが食べたいと思ってしまいます。
お昼ご飯は五千尺キッチンで食べました。
なんて贅沢なんでしょう。上高地から見える梓川、雄大な山々をみながら食べる優雅過ぎるお昼ご飯です。いや、まあ、そりゃあ観光地なので、このご飯めちゃくちゃ高いです。。。山賊焼き定食1720円です。
そして今回も、Yamasankaの上高地と穂高岳のバッジを買いました。焼岳と槍ヶ岳はまた来年、登ってから入手したいと思います。あと、ついでにシカも買いました。登山中には実は見たことないですが、登山道みたいなところにも現れるんですかね?このシリーズ、猿とかカモシカもあれば絶対買っちゃいます。
曇ってはいますが、一枚撮っておきました。河童橋からの展望ですね。曇っていたので、梓川の青色が落ち着いた色になっていました。
行きは林間ルートでしたが、帰りは梓川ルートで帰ります。た
物の数分で上高地バスターミナルです。
これから帰る人でにぎわっていました。初日になくした水筒が届いていないか再度問い合わせましたが、ありませんでした。残念です…。
登山が終わったらやっぱりこれですね。コーラが沁みました。
16:15発新宿バスタ行きのバスに乗りました。値段は7600円。この時期はこれぐらいします。月曜日の便なので安いぐらいでした。もっと早くから決めていれば安く済みますが、紅葉の最適日は年によるので見極めきれないのです。
窓から外をのぞくと若い女性のペアが、上高地バスターミナルまでついて旅の終わりにハイタッチをしていました。私よりも大きな荷物をもって…。私は45L、15kgのザックでヘロヘロなんですが…。
ラッキーなことにほとんど満員のバスでも隣に人はいませんでした。
諏訪湖サービスエリアでスタバと洒落込みました。欲張りなので、その場でワンモアコーヒーを使いました。スタバのコーヒーって日によって豆が違って、外れの日のコーヒーはほんと苦手なんですが、この日は大丈夫な奴でした。コーヒー界隈で数年前から流行りの浅煎りコーヒーなんかやフルーティーな香りと呼ばれている酸味の強いコーヒーはいつまでたってもなれませんね。
奥穂高を登り切った達成感で自分へのご褒美をはずんでしまっています。談合坂サービスエリアでは唐揚げを買ってしまいました。
20:30バスタ新宿に着きました。楽しかったです。。疲れました。今回の山行もこれにて終了です。
今回のバッジ
今回もYamasankaのバッジを入手しました!
上高地バッジと、
穂高岳バッジです。
いやーYamasankaバッジもずいぶんと増えました。2020年も積極的に集めていきたいと思っています。
まとめ
今回は前日泊2泊3日で涸沢カール、奥穂高岳を堪能しました。今年は素晴らしい紅葉に恵まれ、眼福でした。トレーニングの成果も出て、奥穂高岳に登ることも出来ました。欲を言えば、ナナカマドが赤くなっていれば、1日でも朝から晩まで晴れていれば、などありますが、非常に満足できた山行となりました。
モルゲンロート、星、テント夜景、夕方の涸沢などまだまだ撮りたいものがありますので、来年も涸沢カールに行こうと思います。 来年の秋は北穂高岳を目指したいとおもいます!それでは!
今回のお気に入りの写真
2019年涸沢カールの記事はこちらからどうぞ
準備編
前編
中編
奥穂高岳の地図
紙の地図は必ず用意しましょう。スマートフォンの地図アプリは便利ですが、電池切れ、故障などのトラブルのバックアップは必ず必要です。山ではフェールセーフの考え方をした方が良いです。購入には最新版を買うことを心掛けてください。