こんにちは!Hideyukiです!
2019年8月18日、北海道は然別湖が横の東ヌプカウシヌプリに登ってきました。まずは東ヌプカウシヌプリの情報を確認しましょう!
東ヌプカウシヌプリ | |
登山口標高 | 約900m |
標高 | 1252m |
特徴 | 風穴、ナキウサギ |
皆さん、ナキウサギという生物はご存じでしょうか?
今回は彼らを撮影するために登ってきました!普通に生活してみれば絶対に合うことのできない彼ら。
めっちゃ可愛いんです!
では、登山計画を確認しましょう。
9:00 登山開始
↓
10:30 山頂
↓
10:50 ガレ場
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撮影に2時間?
あとは帰りが遅くなり過ぎないようにその場で考える、という計画です。。
登山口から山頂へ
着いたのは12時過ぎです。寝坊しました笑
ネットで調べた情報によると道路の左右に駐車スペースのある道だったので、駐車できるか不安でしたが杞憂に終わります。北アルプスなどとは違い全然すいていました笑
12:20 いつも通り日焼けのしないよう準備を整え、登山口に向かいます。登山口にはきれいな看板がありました。最近できたんでしょうか?
登山届ではなく、入林届を書き登山を開始します。
なんでしょうか、すでに気持ちがいいです。背の低い笹に細い道が続いています。関東の山々とはスタートの雰囲気が違うような気がします。スタートがずいぶん平坦です。曇っていたのが残念ですが…。
数分歩くと林の入り口に到達しました。登山道は整っていますね。
数分歩いていくと…、倒木がすごいのなんの!台風が直撃したのでしょうか…。自然の力はすごいなぁ。分かってるんですけどね。
歩いて15分、突如として風穴が現れました。東ヌプカウシヌプリの特徴といってもいいでしょう。然別湖周辺の山々はこの風穴によってナキウサギの住処が残っているようです。コケに覆われた風穴がなんとも面妖でした。
少し歩くとまた倒木が現れました両側から門を作るように倒れています。しゃがむと腰痛いんですよね…。
植生も関東とは何か違うようです。まだまだ山の初心者なので知らないだけかもですが。
稜線近くまで登ってきました、ガスってますが畑が奇妙な文様を描き美しいと言わざるを得ません。
稜線を歩いていきます。やっぱり、北海道は白樺の数が違います。いや、関東でも山になら普通に生えてますが…。やっぱり出かけてすぐ見れるのが北海道という感じですね。この細さは白樺だと思いつつ、ダケカンバかも…笑
13:20 入山約1時間後、山頂です!前回の燕岳と比べると当たり前ですが楽でした。途中で登山ツアー客にすれ違い、「ナキウサギ観たよ」と聞いて俄然やる気が出ます。
ナキウサギの生息地へ!
山頂の看板から真後ろを望むとガスの中に農地が見えます。幻想的です。こっから行けるのこれ?っていう道ですが、情報によるとここからガレ場に向かうことになっています。少し怖くなってきました笑
珍しい蝶がいました。ベニヒガンという蝶らしいです。高山にしかいないみたいで、本州にもいるみたいですね。北海道では高山じゃなくてもいるみたいですね。私にとって一番なじみが深い蝶はキアゲハだったなぁと小学生のことを思い出しました。
歩くこと10分強、白樺林の真っただ中にガレ場が見えてきます。ガチの望遠レンズを持った人が2人、その他にも4人カメラを持っている人がいました。
撮影開始!そして今回の作品!
レンタルした100-400mmのGMレンズに付け替え撮影に挑みます。
ナキウサギ待ちの人たちは静まり返っていて、なんだか私も緊張していました。やっぱり、20分待っても現れず、一回ぐらいチャンスあればいいなぁと思っていました。
なんですが、、、
実は今回のナキウサギ撮影のための登山、めちゃくちゃ成功しました!本当に来てよかったと思いました。現れるのなんのって感じです。ほかにもいっぱい撮ったんですが、ここでは3枚ご紹介します。ナキウサギだけの記事も今度書いてみようかな。。夢中になって2時間以上も撮影してました。
ナキウサギは首を縮めている時の太っちょな感じがかわいいんですねぇ…。あえて不細工なのばっかり選びましたが、ほんとにそこがいいという感じの動物です。
名残惜しいですが自撮りの記念写真を撮って、ガレ場を後にしました。被写体が太っているのには目を瞑ってください。登山を始めてから1年弱です。これからもっと登って、痩せます笑
下山します。
三角点を触っていませんでした。再度山頂に登ってタッチします。2等級三角点のようです。さて、帰りましょう!帰り道は標準タイムで45分です。
登るときも目に入っていたんですが、皮が剥がれている木が多いんです。鹿の被害なんでしょうか。
下山はあっという間です。すぐに駐車場が見えてきました。
登りでしゃがんで通過した倒木地帯…なんとその裏にガレ場がありました。事前情報だと20分もしないで第一撮影ポイントにつくとなっていたんです。登りでもナキウサギの鳴き声は聞こえたんですが、まったく見つけれなかったのはこのせいでした。
ベニヒガンはハンゴンソウの蜜が好きみたいですね。3羽ぐらい固まっていました。
16:20 下山です。一瞬でした。コースタイムは標準タイムとほぼ同じです。登山歴1年弱で、ようやくまともに歩けるようになってきたと自信がつきました。
ヒグマと遭遇する帰り道
こんな時間になってしまえばもう車もほとんどいないですよね。って自分のほかに2台と待ってるし…。西ヌプカウシヌプリにでも登っているのでしょうか。東の方ではだれにもすれ違っていないので…。
スタートが遅かったので帰りも遅くなってしまいました。2時間もナキウサギ撮ってたのが原因でもありますが笑
ちょっと焦り気味で帰ってると、前のオレンジのノートが信号もない、無限にまっすぐ続くかのような道の途中で止まります。なんだなんだと、後ろで止まとそこには黒い影。ヒグマです!!!!!
北海道で20数年過ごしましたが、野生のヒグマに合うのは初めてです。2匹の子連れの母親でした。子供は木登りをしていてかわいかったです。すぐに森の中に姿を消してしまいました。そして…焦り過ぎてまともに撮れませんでした…!
人には近づかないでくださいよ…。森の中で生きるのです…。
つい先日、札幌市と京極町で、人家に近づきすぎたヒグマが殺されたばかりです。
帰り道の層雲峡、柱状節理の崖が夕焼けに染まっています。今回の登山もここで終了です。
まとめ
今回はナキウサギを撮影しに東ヌプカウシヌプリに登りました。 ナキウサギに夢中になって2時間強も撮影してしまいました笑 動物撮影はもう少し勉強が必要です。
風景撮影では2000m3000mが良いと思っている私ですが、低山もいいなと思う今日この頃です。いつか欲しい100-400mmのGMレンズもすごいレンズでした。(タムロンさん、シグマさんEマウントの望遠レンズお願いします!)レンタルのレビューは別の記事で行いますので、そちらもお楽しみに!
次回ナキウサギを撮るときは、大雪山の黒岳、旭岳、トムラウシ山でチャレンジしてみたいです。
今回の撮影機材