こんにちは!Hideyukiです!
昨年あたりから挑戦を始めている星景写真ですが、やはり赤道義を使った写真にはかなわないということで、ポータブル赤道義ポラリエUを購入しました!
キレイな星空を撮影する為の赤道義
赤道義っていうのは星を望遠鏡で観測するときに使うもので、星を望遠鏡の中心でとらえ続けるために望遠鏡を少しずつずらしていく装置です。星ってそんなに動くのか?って私も昔はそう思っていました。いや、動くんですよ本当に、撮影するとわかるのですが、20秒間露光しただけでもかなり動きます。人間の目で見てもわからないのですが、星を撮影しようとすると星自体の動きが問題になってくるんですね。そこで、ポータブル赤道義というモノが星空撮影用にもつくられたのです。。最近はポータブル赤道義無しでもきれいな写真を撮る方法はあるのですが、やはり、星空撮影をノイズ無し、高解像度、高クオリティで撮影するために、赤道義は無くてはならないものです。まあ、とにかく星空をきれいに撮影するのであれば、赤道義は必須なわけですよ。
ソフトウェア画像処理だけで頑張った天の川撮影は↓です。こちらの記事もご覧ください!
購入した赤道義と候補の赤道義
購入した赤道義
購入した赤道義はビクセンのポラリエUです。ポータブル赤道偽と言えばこれというもののひとつですね。価格はちょっと6万円前後とお高めですが、軽さとすっきりとしたデザインが気に入ってこちらにしました。
候補にしていた赤道義
Kenko スカイメモS
KenkoのスカイメモSはコストパフォーマンスが非常に良いので候補にしていたのですが、こちらはデザイン性があまり好みではなかったというのと重いというが致命的で今回はポラリエUにしました。山とかにもっていかないのであればむしろ重いスカイメモの方がいいと思います。伊豆で天の川を撮影している時に隣の人が使っていてよい写真を撮影していました。
ユニテック SWAT-350
ユニテックのSWAT-350はあれですね、Amazonとか楽天では買えないような超マニアックな代物ですね笑。ポータブル赤道義の精度としては一番良さそうです。なのですが、高過ぎて今回はあえなく候補から外してしまいました。お金が十分あればこれを選択したと思います。星撮影マニアならこれにしない選択肢はないですね。電源にUSBを使えないのは考えものかなぁと思いました。
赤道義を使うためにもう一つ雲台を買った!
普通は赤道義の位置合わせのための微動雲台みたいなのを使うみたいなのですが、知識が無かったのでベルボン超大型雲台QHD-G7ASを買ってしまいましたw皆さんは微動雲台を買った方が幸せになれるんじゃないかと思います…😅極軸合わせ用の微動雲台っていうのはQHD-G7ASよりも高い可能性がありますので注意ですが…。
ベルボンQHD-G7Aの購入はこちらの記事で紹介しております!
ベルボンの大型自由雲台QHD-G7ASを買ってみた!ポータブル赤道義や超望遠レンズをのせて使います!本当は↓みたいな微動雲台を選択すべきだったような気がしています…!😂
開封と付属品の確認
それでは開封していきます。段ボールに入ってしっかりと固定され配送されていました。白と黒の高級感のあるパッケージにですね。
ポラリエUの文字に気合の入ったフォントが使われています。開封したらiphoneやgalaxyのようにポラリエU本体が現れる…わけもなく、説明書が顔を出します。
あ、まあでも説明書を取り去ると本体が顔を出します。
はい、ドーン!(開封した音)
やっぱりすっきりしていてデザインは良いですね!
外観と特徴の確認
では外観を確認して行きましょう。Vixen POLARIE Uのロゴが書かれている面です。黒塗装が施されている部分はなぜか非反射塗装です。効果とかあるんですかね?正直シボ付きの無塗装でいいのではないかと思いました。
裏面は
・カメラとのシャッター連動用端子
・USB給電用のUSB-C端子
・オートガイダー用端子
電池は予備として用意しておいて、基本はUSB-Cからの給電になると考えています。オートガイダーっていうのはより高精度の追従を必要とする場合に使う外部の制御装置の事です。私は今のところ使う予定はないです…!
ポラリエUはアルカスイス互換シューの形状が2か所に用意されています。↓はカメラがつく側の反対で3/8インチカメラネジがついています。なんかシールの寸法があってないのか貼りがずれているのか浮いてる部分があります。
雲台をのせる側のです。1/4インチネジが埋め込まれています。埋め込まれたネジはアルミの台座を2本ネジの固定を外して裏から押し出して使います。
上面は現在のモードを示すインジケーター、電源スイッチモード切り替えスイッチ、スマホと連携用のスイッチなど操作面となっています。ホットシューには極軸合わせ用の素通しファインダー等、極軸合わせ用の部品をつけることができるようになっています。
底面にも3/8インチカメラネジが切ってあります。こちらには1/4インチカメラネジのアダプターが初期装備されていました。
電池は単3×4本です。こちらの面に2本、反対側に2本入れれるようになっていますが。緊急事態以外使うことはないでしょう。
極軸合わせをするときに使うポーラーファインダーが付属しています。こちらは簡易的なものですの望遠レンズを使うときはより正確に極軸合わせを行えるオプション品「極軸望遠鏡」が必要になってきそうです。今のところ望遠での撮影は考えていませんので、極軸望遠鏡はいらないと考えてますね🤔
極軸合わせ…赤道義の軸を北極星に向けて使うことで地球の回転による星の動きを止める。この軸を合わせる作業を極軸合わせといいます!
極軸望遠鏡は買わなかったのですがこれまたオプションの「ポーラーメーター」は購入しました!こちらは極軸合わせを実際に北極星を目視確認しないでもだいたいであれば極軸合わせできるというモノです。日本だと撮影地にもよりますが、だいたい北に7度、上に35度くらい傾けておけば極軸合わせが完了します。もちろん簡易的なものですので、広角レンズならまだしも中望遠等になってくると合わせるのはきついかもしれません。35mm換算の24mmぐらいのレンズであれば全然イケました!
なんだか夢のあるパッケージです。ポラリエ同様に水平器は緑じゃなくて白だったらよりお洒落なのになぁと思いました!
良かった点
軽くてコンパクト
やっぱり軽くてコンパクトなのは良いと思います。スカイメモが約1kgに対して、ポラリエUは約575gです。山にも持ち歩くことを考えたらやはり軽いは正義ですね!
端子がUSB-C
作動用の端子がUSB-Cでよいですね!スマホも今時USB type Cですし、ケーブルが共用できることは素晴らしいと思います。これもポラリエUを選ぶ時の基準になりました。スカイメモはUSB miniなんですよね!
私はAnkerのPowerLine+ USB3.0仕様のものを使っています。本当に丈夫なんでおすすめです!
見た目がかっこよい
見た目も結構かっこ良いと思っていて、他の候補だったスカイメモSとSWAT-350と比べるとこちらの方が好みだなと思いました😎実際は撮れる写真の方が重要なんですけどね…。
ポーラーメーターが使える
ポラリエUはホットシューがついていて、そこにポーラーメーターをつけることができます。これによって広角レンズでの撮影時は極軸合わせを簡易的に済ませることができ、撮影までの時間を短縮、さらに腰を曲げてポーラーファインダーをのぞくという煩わしい作業もなくすことができます。
気になる点
気になる点は1つだけです。
シールがきれいに貼られていない
ポラリエUで気になることはシールがきれいに貼られてないことだと思いました笑。結構高いものなので、そこら辺の生産管理はしっかりとしてもらいたいものですね!
まとめ
もとはといえば天の川や星空の撮影をしたいとも思って購入をしてしまったフルサイズ一眼レフでしたが、購入して4年たってやっと赤道義を買いました。ソフトウェアでも何とか撮影できる天の川ですが、今後はより高いクオリティの天の川を撮影できることに期待しています。これからどんどん星景写真に挑戦するぞ!それでは!
今回買ったもの
星景写真撮影の本